紫陽花と元素?

今年もまた庭のアジサイが咲いてきました。
梅雨の季節には紫陽花が似合います。

さながらに宇宙の花か額紫陽花
一輪に煌めく銀河 額紫陽花

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紫陽花と宇宙と元素との関係は如何に?

今年の末 周期表に日本のグループが作った原子番号113番の新元素 ニホニウムが掲載されます
国際学会(IUPAC)は8日、理化学研究所の森田浩介グループディレクター(59)=
九州大教授=らが合成した原子番号113番の新元素の名称案を「ニホニウム」と発表しました。元素記号案は「Nh」。
5カ月間の一般からの意見公募を経て正式決定します。教科書でおなじみの元素周期表に初めて日本生まれの元素が掲載されるのです。

人間の身体の中の必須元素は下記ですが 宇宙の始まりのビッグバン以降 何時 これらの元素は作られたのでしょうか?

ヒトの身体の98.5%はわずか6種類の元素でできています。(酸素 炭素 水素 窒素 カルシウム リン)
私たちの体内のアミノ酸,タンパク質,DNA,脂肪などはその6種類の元素でほとんどできているのです。

ビッグバンでは元素は高熱過ぎて中性子のみができ元素は作られず,その後冷却後 水素,ヘリウムしか作れなかったです。

では 太陽ではどうか これは現在では水素,ヘリウムしかありません。
晩年の恒星で太陽でいえば50億年後に炭素や酸素は作られます。
その時の太陽の半径は地球の軌道まで達し地球は飲み込まれてしまいます。

数々のそれこそ数えきれない数十億年をかけての 超新星の爆発により重い元素は宇宙に初めて散らばっていったのです。
因みに 1054年に出現した超新星 カニ星雲 を藤原定家が自身の日記『明月記』に記録をひいています。
超新星の出現当時は金星ぐらいの明るさになり、23日間にわたり昼間でも肉眼で見えた,夜間は後2年間も見えていた といいます。

我々一人一人の身体は宇宙発生 ビッグバンから 超新星の爆発を経て 137億年の歴史で作られた元素によって成り立っているのです。
地球が出来て46億年。
現在の人類がアフリカに発生して20万年。細胞内のミトコンドリアにその痕跡が残っているのです(女性のみに遺伝 ミトコンドリア イブ)。

現代の技術では水銀(Hg 原子番号80)から金(Au 原子番号79)を加速器でつくることができます。
いわば現代の錬金術です。ただし1グラム作るのに10万年かかります。

天文学的な時間空間に対して 我々の一生の時間空間はせいぜい120年 1立米です。
この小さな我々の身体は 天文学的な時間空間の星の欠けらから出来た元素により 成り立っているのです。
紫陽花の花もしかり(アジサイの色の違いは、アルミニウムイオンの量の変化が支配的です)
空即是色 色即是空
いくら 楽しく 苦しく つらいこと 喜怒哀楽があっても高々100年です。一喜一憂せず くよくよせず 死ぬまで 前向きで生きませう。

百人一首にも書かれています
永(なが)らへば またこの頃や偲ばれん 憂(う)しと見し世ぞ 今は恋しき
藤原清輔朝臣(84番)

今までは 他人(ひと)が死ぬとは 思ひしが 俺が死ぬとは こいつぁたまらん 蜀山人の狂歌
この世をば どりゃお暇(いとま)に 線香の 煙とともに 灰(はい)左様なら 十返舎一九の狂歌

参考図書
1.僕らは星のかけら マーカス チャウン著 ソフトバンク文庫
2.だれが原子をみたか 江沢洋 岩波現代文庫
3.元素の誕生物語 Newton 2011年1月号
4.人類20万年 遥かなる旅路 アリス ロバーツ著 文春文庫

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