常総市の水害

常総市の水害

2015年10月13日

今回の常総市の災害で教訓になり 今後生かすべきことは 下記の3点では無いかと。

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1.記録的短時間大雨情報 遅くとも午後9時までに 早めに発令する(狼少年になってもいいから)
2.ハザードマップ 作って終わりではなく それを活用するためには(仏 造って魂入れず)
3.個人情報保護法 保護すればよいのではなく 時には公開も(押してもだめなら引いてみな)

常総水害は茨城県に、局地的ですが、東日本大震災に匹敵するような大きな爪痕を残しました。
犠牲者
・死者・・・宮城県2人、茨城県2人、栃木県3人 計7人
・けが人・・・宮城県2人、栃木県2人、茨城県22人
・住宅被害・・・1万5754棟
9月9日(水) 16:36 常総市内に大雨洪水警報
9月9日(水) 18:00 常総市内一時間当たり30mm降水量
9月9日(水) 23:30 鬼怒川氾濫危険水位
9月10日(木) 02:00 常総市が災害対策本部設置
9月10日(木) 02:20 鬼怒川東側の一部地域に避難指示
9月10日(木) 06:00 鬼怒川東側の若宮戸地区に水が堤防を越える
9月10日(木) 12:50 鬼怒川三坂町地区の堤防が決壊
9月11日(金) 00:00 市災害対策本部がある市役所本庁1階に浸水 庁舎自体が孤立

1.記録的短時間大雨情報
栃木県内に2つの台風による線上降水帯と云う猛烈な連続した降水が大雨洪水警報以上で 且つ
降水が常総市の鬼怒川の上流であれば 9月9日(水) 21:00頃までには常総市内 鬼怒川一部地域に避難指示が出せたはず。
事前に対策するのが役所の仕事 狼少年でも良いので,まずは避難対策。

2.ハザードマップ
国交省の水害推定マップをもとにした常総市ハザードマップはまったく今回の水害とほぼ重なります。
この推定浸水地域によれば,常総市鬼怒川左岸(東側)はほぼ完全に冠水することは分かっていました。
しかし、この常総市自身が作ったハザードマップは、なんの役にも立っていませんでした。
この市役所は昨年11月に完成したばかりの鉄筋3階建てドアが水圧で開かない。非常用発電機は駐車場と同じ1階に設置で浸水使用不可。
東日本大震災の教訓はどこにも生かされず あまつさえ 市長の言葉はハザードマップがあるにも拘らず想定外とのこと。
市役所作って 電気が入らず

3.個人情報保護法
また行方不明者が15人の報道が突然0人に。行方不明者でない2名が死亡。
行方不明者の氏名を公表すれば今は携帯電話があるのですから 親戚知人から県,市,警察に情報があり 消息がすぐにも分ります。
個人情報保護尊守のはき違えです。

以上 教訓,今後生かすべきこと 3点 それ以上にもあるでしょうが。これが残念ながら現在の日本の現実です。

以前にも小貝川が氾濫しているのです。
1986年(昭和61年)8月4日 小貝川氾濫 台風10号による豪雨では、堤防が決壊し、大きな洪水被害を出しました。
このとき私はサラリーマンで 関西出張の途中 常磐線がストップした記憶が残っています。

このように、今回の常総水害は、50年に一度といわれた大災害が、50年どころか毎年襲来するものであり、
その備えがまったく出来ていないという意味で、人災の側面もあることを教えています。

巨大災害 集中豪雨,台風による甚大なる災害は日本,世界では毎年のように起こっています。
昨年は8月20日に豪雨による広島市の土砂災害で75人以上の死者,
一昨年は伊豆大島で10月16日に,36名が死亡した土砂災害
毎年 日本のどこかで災害が発生しています。突然 何時発生してもおかしくない時代に突入しているのです。
今年は 2つの台風による線上降水帯と云う猛烈な連続して降水が続く現象で 新しい言葉まで作られています。
東日本大震災でも学んでいますが,我々はいつでも災害が発生することに対して備えなければならないと考えます。
NHKスペシャル 巨大災害の放送9月5,6日 再放送 9月22,23日とタイムリーに放送していましたが,これらを糧としなければ。
ボランティアの助け合いの気持ちが自然発生している事がせめてもの救いです。

せめて 我々古書組合は この災害に対しても 耐えて皆さんで助け合っていきましょう。

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