歌会始,旧暦の時刻,道歌の三題話

今月は 歌会始,旧暦の時刻,道歌の三題話です。
1.歌会始
    今年 1月15日の歌会始のお題は本でした。その内の古書関係と思われる歌2首を
    1.1 送られし 古書市のカタログに一冊を選るが習ひとなりぬ
    1.2 若き日に和本漁りぬ京の町 目方で買ひし春の店先
    古書関係の歌2首は珍しいのではないでしょうか 又どちらも 習ひ 買ひしと ひを使っているところなどゆかしい感じがします。
2.旧暦の時刻制度
   一刻を争う 夜更け とは どのくらいの時間をさすのでしょうか
   2.1 一刻を争う
    江戸時代一日を100分割して それを一刻と言ったのだそうです。
    ゆえに約15分です。現代ではスイスのスウォッチ社が一日1000分割を提唱しています。(スウォッチビート)
   2.2 夜更け
    更は夜間を五等分にしたもので順次 一更 二更 三更 四更 五更が終わると夜が明ける とのことです。
    真夜中を意味する 三更は漢詩によく出てくる単語です。
    春夏秋冬で時間幅は変わりますが 約2時間くらいで考えれば宜しいのではないですか
    雨は夜更け過ぎに雪へと変わるだろう  季節は過ぎてしまいましたが
3.道歌
    道歌(どうか)は、道徳的な、または教訓的な短歌をいいます。様々な体験から出た世智であり、訓戒である。昔から日本人に親しまれています。
    3.1 四季の喜び
        春は花 夏は青葉に 秋紅葉 冬は裸木 美しきかな
    3.2 この世の至楽を得る
        おりおりに遊ぶ暇はある人の 暇なしとて書(ふみ)読まぬかな(本居宣長)
いずれも時間をかけて 書を読むことでしょう。とりとめもない三題話でした。

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