今年のノーベル物理学賞

今年のノーベル物理学賞は青色発光ダイオードの発明で日本人3人が受賞しました。

 

人類は原始時代 雷により 火を利用 焚き火にして以来
白熱灯 蛍光灯と発展して 遂に太陽の光と同じ 夢の光を手にしたのです。

発光ダイオード(LED)とは量子力学を応用するPN接合半導体の一部で 電子が最外殻軌道を変更移動する際
発光することを利用したもので 発熱がほとんど無く夢の発光素子です。

太陽光はプリズムにより7色の色に見えますが このスペクトル(波長)のばらつきは
太陽の核融合により発生する各物質の発光(最外殻軌道電子の変更移動)スペクトルの合成により白色に見えるのです。

今回受賞した青色発光ダイオードは他のLEDに比べ波長が一番短く,作るのが一番難しかったので 1989年の発明で
(赤色発光ダイオードは1962年発明 黄色発光ダイオードは1972年発明) 約30年かかって開発発明製品化されたのでした。
この発明で 赤色 黄色 青色の三色により合成されて初めて太陽の光と同じ白色の光が誕生したわけです。

日本人が3人 開発 発見 発明 製品化 又 物理学 工学系 会社組織を総動員した事で受賞できたことに意味及び価値があると思います。
特に製品化した アメリカ在住の中村修二博士は特異な人ですが 勤務していた会社と特許論争で調停の結果8億円を得ています。(裁判の命令は200億円)
会社にいたときの発明特許の報酬は2万円だそうです。(其の頃はそれが普通 どこの会社も発明特許の報酬は最高で数万円 または年末表彰程度)
最初の発明者の赤崎勇博士は現在のパナソニック出身で50歳まで勤務 その後 名古屋大学教授で青色発光ダイオードを発明。

身近なところにも白色LEDは白熱灯 蛍光灯の代わりとして使われています。
私事で言えば 外灯,トイレの白熱灯は 赤外線検知自動点灯LEDで,廊下の蛍光灯は蛍光灯型白色LEDです。
価格も安くなり 消費電力(50%から90%) 寿命(3~40倍)は白熱灯 蛍光灯に比べ格段の差があります。便利な世の中になったものです。
電気の需要の25%は照明用といわれています。凡ての照明にLEDが使われると 平均して全体の消費電力が15%ほど減少することになります。
誠に其の貢献度たるや 想像に難くありません。

白熱電球では マツダランプというブランドで東芝から発売されておりテレビのコマーシャルの記憶があります。約50年から40年前の昔です。
このマツダランプのマツダは ゾロアスター教(拝火教)の最高神アフラ・マズダー(Ahura Mazda) に由来する名称なのです。
これを知ったのは高校の世界史の授業で 先生から教わるまでは日本語だと思っていたのでした。
拝火教からの名前とは中々意味深いです。

白熱電球はエジソンが日本の京都の竹をフィラメントに使用して 1880 年頃 商業化 販売されたのでしたが,
地球温暖化防止・環境保護として2012年末までに生産と販売を自主的にやめるよう電機メーカなどに要請する方針を経済産業大臣が表明したので
ほぼ現在では日本製は販売されていない運命にあります。その寿命 命運は約130年程度になります。
世の中は我々の知らないところでドンドン変化しています。我々が時代の生き証人になってしまっています。

因みに今月の水戸の市場では 光学の物理の本5冊が6千円の高価格で落札されていました。(ノーベル物理学賞受賞日当日 10月7日)

ゲーテではありませんが 「もっと光を!(Mehr Licht!)」です。

ノーベル物理学賞受賞者の本は下記です。御参考まで。

赤崎勇博士
青い光に魅せられて 青色LED開発物語(2013年3月、日本経済新聞出版社)

中村修二博士

『考える力、やり抜く力私の方法』 三笠書房、2001年2月。ISBN 4-8379-1872-7。
『怒りのブレイクスルー 常識に背を向けたとき「青い光」が見えてきた』 ホーム社、2001年4月。ISBN 4-8342-5052-0。
『怒りのブレイクスルー(文庫版)』 集英社、2004年5月。ISBN 4-08-747704-5。
『21世紀の絶対温度 科学者の眼から見た現代の病巣の構図』 ホーム社、2002年4月。ISBN 4-8342-5064-4。
『好きなことだけやればいい』 バジリコ、2002年4月。ISBN 4-901784-00-5。
『Wild Dream – 反逆、闘い そして語ろう』 ビジネス社、2002年9月。ISBN 4-8284-1005-8。
『日本の子どもを幸福にする23の提言 Look forward !』 小学館、2003年5月。ISBN 4-09-348371-X。
『「バカになれる男」が勝つ!』 三笠書房、2004年1月。ISBN 4-8379-7379-5。
『負けてたまるか! 青色発光ダイオード開発者の言い分』 朝日新聞出版、2004年3月。ISBN 4-02-259848-4。
『成果を生み出す非常識な仕事術』 メディアファクトリー、2004年5月。ISBN 4-8401-1083-2。
『大好きなことを「仕事」にしよう』 ワニブックス、2004年8月。ISBN 4-8470-1550-9。
『ごめん! 青色LED開発者最後の独白』 ダイヤモンド社、2005年7月。ISBN 4-478-70327-2。

高邁な話なのに 残念ながら現在の日本の状況は

ここで一首

2人の女性大臣同時に辞任するを 後任大臣 語るに 落ちて

小プチねぎ ワインもカモに 幕の内
うちわもめ松 面目ナイト

もっと怒りを!

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