四面楚歌 左遷 国士無双

やっと ここ数年続いている 亜熱帯の集中豪雨型の夏が終わりそうです。少なくとも今週は涼しい予報がでています。
二十四節季では処暑 七十二候は わたのはな開く。
夜になると 秋が来たのかと戸惑うほど 庭の草むらで 集く虫の音に心を癒されています。まさに目にはさやかにみえねども です。

処で 四面楚歌 左遷  国士無双
この故事ことわざの共通点は何でしょうか。

中国の漢(紀元前200年頃)を造った劉邦と項羽の戦いを 司馬遷(紀元前100年頃)が史記の中で書いたもので
その言葉が 故事ことわざになっています。この時代の書籍はなんと言っても司馬遼太郎の「項羽と劉邦」が白眉です。

今BSフジで中国の「項羽と劉邦」TVドラマ及びNHK BSで 古代中国 よみがえる伝説 項羽と劉邦が取り上げられています。
因みにこの項羽を演じている役者が台湾の ピーター・ホーでイチローとそっくりさんなのです。

 

    2000年前の書籍により我々は簡単な故事ことわざを述べることにより その歴史的背景 故事ことわざの意味を
知ることができることはなんと素晴らしい事でしょう。
言葉を 考え 煮詰めて 結晶化して 時代を経て 伝承 継承 カプセル化 文書にして 次代へ引き継ぐ 基は東洋のものとは言えども
これが日   本人の知恵だと思います。

どの社会でもそうですが専門用語 technical termsといいますが 短い言葉で共通の認識を得る これが非常に大事なことです。
言葉で長々しく述べるよりも簡潔に専門用語で短く的確に話すことが肝要なのです。
例えばTVのニュース及び新聞紙上で記載されている 法律用語などですが,
これが専門的なことではない 一般的に言葉として使用されている場合が 故事ことわざ と考えています。

建築の世界でもおなじで いつも同じような設計のパターンを纏めて 集合したのをデザインパターンといいます。
もとは建築家であるクリストファー・アレグザンダーが建築技法として形にしたアイデアです。
ひながたを 作ることなのですね。

コンピュータの世界でもまったく同じで世界のトップクラスが集まって オブジェクト指向のデザインパターン フレームワークを作成しました。
高効率化 再利用等 これらを使用することにより 現在のスマートフォン等 ソフト IT業界の繁栄が生まれています。

このような種々歴史的専門的な本を扱えるのが古書業の醍醐味でもあります。
古書の世界も専門用語がたくさんあり いろいろな面で活用されています。
効率的に今後上向きであればよいのですが そうでない点もあります。

皆さんも生活手段である古書に関して普段いろいろなことを考え 種々言いたいことがあると思います。
物言わぬは腹ふくるるわざなり と申します。
先日組合長より今回の総会の案内が送付されています。次の水戸の市場終了後 年一回の総会となりますので,皆さん全員参加して
各自一言でも発言して 皆で共有し 今後の古書の行く末を話あおうではありませんか。

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